1. | 英国古典版画が100点
小諸に「シェイクスピア美術館」 |
| 信濃毎日新聞2003年7月28日の記事より |
|
小諸市古城の西洋古典美術研究家、山中己充人(きみひと)さん(69)が27日、自ら収集した
英国古典版画を展示した「シェイクスピア美術館」を市内でオープンさせた。「単なる美術鑑賞でなく、広く
西洋文化を知る場にしていきたい」と話している。
美術館は、懐古園そばのマンション1階の貸事務所を改装した。展示したのは、シェークスピア作品に題材
をとり、18世紀末に英国で出された連作版画100点のうち99点と、シェークスピア関連の別の作品1点
。いずれも白黒の銅版画で、大きいもので縦45センチ、横60センチあり、「ベニスの商人」「リア王」と
いった名作の一場面を繊細に表現している。<中略>
山中さんは昨年7月、同美術館近くの小諸グランドキャッスルホテル内に、収集した版画100点を並べた
「英王宮の歴史美術館」を開いており、市内では2館目の個人美術
館となった。
シェイクスピア美術館は午前10時から午後5時まで開館。月曜休館。入場料は1,000円(中学生以下
500円)。 |
| イギリスの全てを知ろう 小諸
に「アングロファイル・クラブ」 |
| 小諸新聞2003年2月11日の記事より |
|
小諸グランドキャッスルホテル内にある「英王宮の歴史美術館」
の山中己充人館長は、英国や英国文化を知ってもらおう−と、東京に本部のある「アングロファイル・
クラブ」の長野支部を同美術館内に立ち上げる。
毎月1回、ホテルで夕食を楽しみながら美術だけでなく、歴史、地誌、文化の背景など、英国の様々な話を
聞く。山中さんは30年にわたり古典素描と古典版画の収集研究を続け、「テムズ川の歴史美術展」「シェイ
クスピア版画美術展」などの展覧会を開催してきた。クラブでは中山さんの話だけでなく、北村汎元駐英大使
や英国通の人を招く計画で、本場の紅茶やお菓子の話など柔らかい話題も取り入れながら楽しいクラブにした
いという。
入会はだれでもでき、年会費は通信費、事務費などの6千円、家族会員は2人で1万円。問い合わせは歴史
美術館(電話0267・22・8000)。 |