小諸市に関係する最近のニュース(平成22〜24年)

10.小諸「町興し」への一提案 (一会員の「出石」を旅して思ったこと)
9.ヤルダ兄弟舎 (長野のために、自分ができることを考え、行動する人の集まり)
8.【小諸の名所、名物】 押出のだんご石 (写真掲載)
7.明治学院大学との協働連携に関する基本協定3期目がスタート (明治学院大学Webページ)
6.小諸・柳田市長が初登庁 (信濃毎日新聞 2012年4月20日)
5.音楽「読み書き」でハイレベル指導 小諸高音楽科 (asahi.com 2011年5月18日)
4.標高差1千メートル、自転車で駆け上がる 小諸 (asahi.com 2011年5月17日)
3.浅間山麓に高地トレーニングエリア整備を構想 (信濃毎日新聞2011年1月5日の記事より)
2.2010明治学院大学クリスマスツリー点灯式 千曲小学校6年生が参加しました。
(小諸市のホームページより)
1.青森新幹線の開業に寄せて (朝日新聞2010年12月2日の記事より)
平成16年のニュース
平成15年のニュース


10. 小諸「町興し」への一提案
  
  東京小諸会の会員 掛川邦男さんが、出石(兵庫県豊岡市、島崎藤村の恩師 木村熊ニの出身地。小諸城主だった仙石氏が移封されて治めた城下町)を訪れて、小さな町が観光客で賑わっていることに驚きショックを受けて、 郷里小諸への「町興し」への熱い気持ちが起こったそうです。
 → ◇小諸の「町興し」として提案◇

9. ヤルダ兄弟舎
 
  “長野在住の「兄」と長野外住の「弟」をつなぐ場づくり”をミッションとする「ヤルダ 兄弟舎」についての信毎のWeb記事をご覧下さい。「長野のために、自分ができることを考え、行動する人の集まり」だそうです。
 → 信毎記事(H24.12.18)
「ヤルダ 兄弟舎」のWebページ https://www.facebook.com/yaruda.kyoudaisha?ref=stream

8. 【小諸の名所、名物】 押出のだんご石 (写真掲載)
 
 → 写真 (1200×900px) | 所在地図

7. 明治学院大学との協働連携に関する基本協定3期目がスタート
 

6. 小諸・柳田市長が初登庁
 
柳田新市長の記者会見記事  → 信濃毎日新聞 2012年4月20日

5. 音楽「読み書き」でハイレベル指導 小諸高音楽科  
  
 

音楽「読み書き」でハイレベル指導 小諸高音楽科

2011年5月18日

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ピアノの周りに集まり、楽譜どおりに歌う「視唱」の指導を受ける音楽科の新1年生たち=小諸高校

 教諭が奏でるピアノの旋律を、生徒が黙々と音符におこしていく。長野県の小諸高校音楽科で開講している、習熟度別の集団授業「ソルフェージュ」。受講しているのは今春、入学した新1年生14人だ。「1個1個ではなく、音を固まりでとらえて」。表現力や演奏力につながる音楽の「読み書き」を学ぶ。

 ソルフェージュのほか、音楽理論、音楽史など専門科目は全体の4割。中でもピアノや声楽などの中から選択し、3年間を通じて学ぶ専攻実技は、専門家による個別指導だ。講師は、県内外から招かれる。1年生の石川大樹君(15)は「大好きな打楽器の技術を高めて、プロになりたい」。長野市から通う腰原菜央さん(15)は「通学は遠くて大変だけど、音楽好きの仲間と勉強できて楽しい」。学校生活の充実度がうかがえる。

 同科の開設前、県内の高校生が音大へ進学するには、県外にレッスンを受けに行くのが普通だった。授業料はもちろん、交通費もかさむ。「県内で高いレベルの音楽教育を」と、約15年前に同科が誕生した。その楽器を専攻する生徒が1人でもいれば、実技講師を招き、進路希望に応じた補習プログラムを組むなど、きめ細やかな指導が特長の一つだ。

 もう一つは、発表ステージが多いこと。校内演奏会、前後期の実技試験など年10回近くの演奏発表の機会がある。3年生の後期試験は市内のホールで一般公開される。「人前で自分を表現することに慣れておくことで、プレッシャーに強くなる」と同科主任の近藤玲教諭。卒業生からも「鍛えられた」との声が寄せられるという。

 現在では、卒業生の約8割が音大などに進学。一人暮らしをして、学校に通う生徒もおり、「早い段階から好きなことに携われることが、生徒のエネルギーになっているのではないか」と近藤教諭は話す。

 一方で、ここ数年は40人の定員に対して入学者は30人前後と「定員割れ」が続く。将来、プロになれるのはほんの一握り。普通科の入試とは異なる実技試験も、中学生には高い壁だと同科は分析する。「表現する力、継続する力を学ぶ場でもある。音楽に興味がある子は、来て欲しい」と近藤教諭。選抜方法を見直すなど、試行錯誤を続けている。(小林直子)

     ◇

 〈小諸高校音楽科〉 1995年に開設。現在は3学年90人の男女が学ぶ。主専攻実技は声楽やピアノ、弦楽器、管楽器、打楽器の中から、副専攻実技はピアノと声楽から選択。7月には文化祭があり、2年生が台本や作詞作曲などを手がけたミュージカルを披露するのが恒例となっている。


4. 標高差1千メートル、自転車で駆け上がる 小諸
  
 

標高差1千メートル、自転車で駆け上がる 小諸

2011年5月17日

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子どもも必死にペダルをこぎ、坂道を登る=小諸市

 長野県小諸市で15日、浅間山麓(さんろく)を自転車で走る「第7回車坂峠ヒルクライム」が開かれた。中腹から群馬県境の車坂峠まで12キロ、標高差約1000メートルを駆け上がった。

 参加者は7歳から73歳まで579人で、日本でも有数の厳しい上り坂のコースに挑戦しようと、東京や埼玉などからも大勢のサイクリストが集まった。コースのチェリーパークラインはさわやかな風が吹き抜け肌寒さを感じるほどだったが、参加者は汗だくでペダルをこいでいた。1位は飯山市の斉藤亮さん(30)で、タイムは41分16秒。

 実行委員会の花岡隆委員長(62)は「コースはきついが、脚力に応じて楽しむことができる。浅間山一帯をサイクリングの名所にしていきたい」と話した。(乳井泰彦)


3. 浅間山麓に高地トレーニングエリア整備を構想
  
 

2011年1月5日

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高地トレーニングエリアの整備構想が進む高峰高原の山林(グラウンド建設が検討されている群馬県側)

 長野、群馬両県にまたがる浅間山麓の市町村などが、標高2千メートルほどの高峰高原を中心に高地トレーニングエリアの整備を構想している。首都圏から2時間半程度というアクセスの良さや30分ほどで小諸市の県厚生連小諸厚生総合病院に行ける安心感をPR。実業団や大学の駅伝チームなどを誘致し、地域の活性化につなげる考えだ。今月から、実現に向けた課題の洗い出しなどを進める。

 エリアは小諸、東御両市、北佐久郡軽井沢、御代田両町、群馬県嬬恋村などを想定。小諸市街地から高峰高原に上る市道チェリーパークラインや、同高原と池の平湿原をつなぐ標高2千メートル前後の「湯の丸高峰併用林道」などを活用する。

 県境の高峰高原ビジターセンターを休憩所などに使うほか、嬬恋村の民有地に1周400メートルのグラウンドも整備する考え。標高2千メートル級のグラウンドは全国的にも珍しい。同村内の1周1キロ余りの林道も周回コースとして活用。軽井沢町から東御市まで続く標高千メートル程度の市町道路の利用も検討する。

 構想は、「浅間山登山マラソン」のゲストランナー金哲彦さんが2008年、高峰高原でのトレーニングを提案したのがきっかけ。09年には地元住民らが高原のトレーニングコースを紹介するマップを作り、学校の駅伝部や実業団チームに配った。10年には佐久長聖高(佐久市)の駅伝部などが練習に訪れた。

 同部の両角速(はやし)監督(44)は「短い練習時間で心肺機能を高められ、膝や腰への負担も軽減できる」と高地の利点を説明。全国の実業団や大学のチームが中国や米国などに出向いている現状から、「高峰にグラウンドが整備できれば、こぞって人がやってくるだろう」と話す。

 文部科学省がナショナルトレーニングセンター強化拠点施設に指定している「飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア」(岐阜県)は首都圏から約4時間かかるが、09年度に約1万8千人が訪れた。

 小諸市は「距離的に優位な浅間山麓で施設が整備できれば、こちらに来てもらえるはずだ」と期待。東御市も「地域を広く日本中にアピールする機会。国の協力も得て進めていきたい」と前向きだ。小諸厚生総合病院は「練習で不測の事態があった場合、病院があるのは大きい」と指摘。高地を生かした地元住民の健康増進などでも協力し、病院の特色づくりにつなげることも考えている。

2. 2010明治学院大学クリスマスツリー点灯式
千曲小学校6年生が参加しました。
  
  2010年11月19日(金)に明治学院大学白金キャンパスにおいて開催されました「クリスマスツリー点灯式」に千曲小学校の6年生が参加しました。
点灯式には、千曲小学校6年生のほか、明治学院高等学校ハイグリー部、港区立三光小学校合唱団も参加し、キラキラと輝きを放つ大きなクリスマスツリーの前で、それぞれが合唱を披露し、会場は美しい歌声と荘厳な空気に包まれました。
【合唱曲】
明治学院高等学校     “さやかに星はきらめき”
港区立三光小学校     “ママがサンタにキッスした”
小諸市立千曲小学校   “星の世界”
3団体合同          “ジングルベル”
参加者全員          “もみの木”

 この記事のWebページ(写真が掲載されています)

1. 青森新幹線の開業に寄せて
  
 

新幹線ビフォ→&アフタ→

【開業秒読み】

(6)在来線の「降格」駅

2010年12月02日

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歴史的な景観づくりに資金を投じた小諸市。「いかに特色を出すかにかかっている」と市担当者は言う=長野県小諸市本町

 新幹線開業でJRが切り離す在来線が常に「並行」して走るとは限らない。新幹線の駅へのアクセスが不便になり、特急もなくなる場合も。埋没しないために、策はあるのか。

◆「歩く観光」売りに◆

 「天気がいいと北アルプスまでずーっと見えるんです」

 長野県小諸市中心部にある「北国街道ほんまち町屋館」は、大正時代に建てられたみそ、しょうゆの醸造所の姿を残したまま改装した観光拠点施設だ。山並みが美しいその中庭で11月下旬、スタッフの関本純一さん(68)が観光客らに語りかけていた。

 島崎藤村の詩に「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ」と歌われ、全国的に知られる小諸は江戸時代、物流の拠点となる問屋町として栄えた。長野新幹線が開通する1997年までは、信越線(上野―長野)を走る特急「あさま」が小諸駅に多くの観光客を運んできた。

 だが、新幹線のルートからはずれると、小諸駅は信越線を引き継いだしなの鉄道の快速停車駅へと「降格」。新幹線が止まる佐久平や上田、軽井沢へはJR小海線かしなの鉄道に15〜25分ほど乗らねばならなくなった。

 その後、駅前の大手デパート2軒が相次いで撤退、商店街は空き店舗が増えた。長野県商業統計調査によると、07年度の市内小売業の販売額は年間約387億円。200億円以上減った。

 日本100名城の小諸城跡にある懐古園の来場者も97年の112万人から昨年は65万人にまで落ち込んでいる。

 ただ、市全体でみると観光客数は以前と変わらない。その背景には、市が「歩く観光」に力を入れ、市の中心部を通る旧北国街道周辺の歴史的な街並みの保全に努めたこともあるようだ。賛同を得た店や民家84軒に計4億8千万円を助成し、昭和初期以前の建物は修復、それ以降の建物は昔の建物を模したデザインに改修してもらった。

 また、市北部の高峰高原は山歩きファンらリピーターが多く、新幹線開業以来、来訪者が10万人も増えた。町屋館の08年度の来館者も、開館した01年度の約3倍の4万3千人に伸びている。

 「新幹線なんて関係ない。魅力があればいくらでも来ますよ」。町屋館で関本さんの話を聞いていた埼玉県熊谷市の男性(62)は言った。この日は望めなかった北アルプスを見に、「また来ます」。

◆逆風に強い危機感◆

 4日以降、青い森鉄道が引き継ぐJR東北線沿線の危機感も強い。

 青森からも八戸からも特急で30分前後の野辺地へは、10分ほど余計に時間がかかるように。新幹線の新駅七戸十和田まではバスだ。三沢からは午後11時過ぎでも青森へ行けたが、4日から青森行きの終電は午後9時59分になる。

 このため、関係者はさまざまな戦略を練る。

 4〜5日は、街おこしに取り組む八戸市のNPO法人アクティの町田直子理事長が指導役となり、青い森鉄道で「沿線の魅力MY体験ツアー」をする。乗り放題切符で各駅のグルメや温泉を楽しんでもらおうという試みだ。

 「広域的に魅力を発信すれば、観光客の楽しみを増やせる」と、町田さんは地元の努力に期待をかける。

 そんな観光資源の代表例が温泉だ。三沢市の古牧温泉や黒い源泉の東北温泉、野辺地のまかど温泉、浅虫温泉のほか、小さな温泉も豊富にあるが、「うまく表現できていない。県民でにぎわいを作れば県外へのアピールになる」。

 しかし、現時点で小諸ほどの全国的な知名度があるとは言い難い。宿泊客の減少が止まらない青森市の浅虫温泉の関係者は、新幹線が追い打ちをかけないかと気をもむ。

 温泉街に長くとどまってもらおうと、9旅館が個別に開発したスイーツとコーヒーをセットにして500円で振る舞う「ワンコインスイーツ」などのアイデアが、どこまで狙い通りにいくか。

 浅虫温泉旅館組合の蝦名幸一組合長には再生への手応えはまだない。「新幹線のためではなく、息の長い温泉地作りを真剣に考えるときだ」と、一喜一憂を戒めている。

(北沢拓也)=おわり


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